Walking along The Highline

立ち止まることもあるけど、歩き続けていたい。

50代のリアルな毎日。いろんなことをつぶやいていこうと思います。

つれづれ

久しぶりに、映画館のはしごをしてしまいました。
天皇誕生日の水曜日、午前午後と映画館。

1本目は、以前にもブログで紹介した前科者。
アマプラで観ていたので、そこからの関係性なども把握できて
余計にしみじみ感じるものがありました。
V6卒業した森田剛主演。


1回だけ、彼の芝居を見たことがありました。
2016年 故蜷川幸雄さん追悼公演「ビニールの城」です。
宮沢りえさんとの出会いのきっかけのお芝居でした。
芝居の内容は、正直よくわからなかったです。わたしには、難しかった。
でも、この人は、アイドルというより、役者さんの方がしっくりくる感じだなあと思いました。



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今回は、罪を犯して更生を誓い、
有村架純演じる保護司のサポートで、自立間近だったのに、
再び罪を犯してしまう・・・
なぜそうなってしまったのか・というストーリー。





2本目は、公開したばかりの、「ブルーバイユー」
という映画。
ほぼ満席だった館内で、1番前の席にて鑑賞。大作でないのにお客さんでいっぱい。

養子としてアメリカにやってきた韓国生まれの青年が、
移民政策の法律の隙間に突き落とされ、家族と引き離されそうになりながらも懸命に生きる姿を描いていて、
実際に、現実にも起こっている問題だそうで、
きちんとアメリカ国民として認められてないということを、今更知ることになり
強制送還されてしまっている人がいまだにいるそうです。


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どちらも、自分がそう望んでいるわけでもなく、生まれた環境が、彼らの自由すら奪ってしまう。
自由に普通に生きたいだけなのに、どうあがいても、その環境から逃れることは容易でないこと。


どちらも「母親」というシリアスな関係性が、映画の核となります。





2本とも、観終わって、胸が苦しくなってしまいました。


いま、ロシア、ウクライナ問題がまさに、現実になり、翻弄される市民の顔を画面越しで観ることしかできない
自分たち。
身の回りで精いっぱいかもしれないけど、
何もしてあげられることはないかもしれないけど、
考えることはできる。何か感じることはあるはず。
でも、無力なために、結局傍観者になるしかない自分。
堂々巡り。