Walking along The Highline

立ち止まることもあるけど、歩き続けていたい。

50代のリアルな毎日。いろんなことをつぶやいていこうと思います。

何もしてあげられない

3日前、いつもの公園あたりを、犬の散歩で歩いていたら、
ワンちゃんの苦しそうな遠吠えににた鳴き声が聞こえてきました。

鳴き声の聞こえる方向を確認しながら歩いていると、
「ああ、あの家かも。」と、確信をしまして、急いで行ってみました。


やはり。


我が家のワンコと同じくらいに飼われているシニア犬のワンちゃんが、水道管と家の壁の隙間に、顔が挟まって抜けない状況になっていまして、
かなり苦しそうでした。

思い切ってインターフォン鳴らしました。
何度も鳴らしたんですが、不在だったようで、
勝手に庭に入ることもできず、私は、おろおろするだけで、声をかけてあげるだけ。
そしたら、運よくするりと顔が抜けて、ひとまず、安心しました。


ただ、久しぶりに見たその柴犬の様子は、また一段と、痩せてしまって、
抜け毛の処理も全くしておらず、目には覇気が全くなくて、
相変わらず、1年じゅう、車庫と庭の狭いすきまに、鎖を付けられたまま、ようやくよろよろ立っている状態でした。




ずっと前から、柴犬が、そのような状態で飼われていることは知っていたので、
昔は、犬の散歩しながら、元気にしてるかなあと、時々顔を見には行けていたけど、
どんどん元気がなくなり、老いていくワンコの姿を見ることがつらくて、その家の前を避けていました。


おうちは、とても立派で、ガレージには外車。
真夏も真冬も、ずっと1mちょっとのくさりにつながれじっとしています。





もう1匹、気になるワンコがいます。


以前も確か、
ブログに書いたこともあったかもしれないですが、
近くの大きな公園に、毎日お昼ごろ、
自転車に乗ったままリードに繋がれているシュナウザー犬を走らせる形で連れている70歳くらいの男性がいます。
大きな公園を、3周くらいは軽く走っていて、
ワンコは、自転車の速度に一生懸命ついていってる状況。

全く止まってあげるような配慮もなしです。


もう、そのワンコを見ているだけで、
胸が痛くなり、
何度か、その男性に声をかけてみようかと思ったくらいです。


でも、それをすることはやはりやめた方がいいと思い、
その時間に、その場所に行くことをやめました。


そのワンコとおじさんも、
このまえ、たまたまた、遭遇してしまいました。

相変わらず自転車です。
ワンコも自転車に合わせて一生懸命走ってました。



本当に、やるせないです。
どうしたらいいのでしょうか。
あからさまな虐待でない場合、介入することは難しいです。


モノがいえない動物たちも、ちゃんと生きています。
たくさん感情を示すことが、できるけど、
ちゃんと、目を見てくれてない飼い主に、
意思表示を一生懸命表しても、
飼い主が無関心だと、
感情が伝わることは、とても難しいのです。


柴犬の苦しい鳴き声とうつろな目が忘れられません。