昨日、久しぶりに、外出先で、
この歌が流れてきました。
むかしむかしのおはなし。
夫と結婚する前に、交際していたひととの思い出。
両親からは、24歳になったら、
お見合いをして結婚と言われていて、
結婚と恋愛は違うものだと、私も素直に受け入れていて。
今じゃ考えられないかもしれないけど、
小さいころから、
友人関係も含めて、
育ってきた環境や価値観など、そういうことは大事なのよ。
みたいなことを、がちがちではないけど、
特に母親からは教えられてきて。
まあ、結婚となると、きっとそうかもしれないくらいな感じで、
青春時代は過ごしていました。
だから、
21歳からお付き合いしていた人とは、24歳で1つの区切りになるということは、頭の片隅にぼんやり考えてました。
もともと、ちょっとドライな自分の性格もあるかもしれません。
その人からは、たくさん自分の知らない世界を教えてもらい、
いろんなところへ連れて行ってもらったり、すごくいい時間を過ごしました。
すごく素敵な人で、気も合うし、大好きでした。
24歳になるころに、結婚を考えていると言われ、
ああもう、このままお付き合いはできないなと思い、別れることになりました。
その後、その彼と、偶然3回会うことがあり、
1度目は、母と妹とショッピングをしていた時。一瞬お互い気づきましたが、そのまますれ違いました。
2回目は、地方に会社の研修か何かで出かけていた時、一人で歩いているときに、なぜか、ばったり。
その時は、あまりの偶然に、笑顔で近況を話したかな。
3回目は、山手線の同じ車両で。
私は、夫と、赤ちゃん抱っこして、どこかに出かけている途中。
夫となんだかおもしろい話をしながら、笑っていたら、斜め前に、彼がひとりで座っていました。
もう、ドキンとしまして。
心臓の音が、バクバクなってました。
素の今の自分を見られている。
家族もでき、とても幸せな光景。
確かにとても幸せ。
でも、独身の頃の私と比べて、
抱っこひもの、すっかりカジュアルな感じの私。
♪どうしてなの 今日にかぎって
安いサンダルをはいてた・・・♪ by 松任谷由実さん
みたいな感情も沸いて。
それにしても、とにかく
この出会い方が、あまりにもせつなくて、泣きそうな気持になって。
一人で、パニックになっていたと思います・
彼は、私が気づく前から知っていたかもしれません。
こんな不意打ちに、どう対処したらいいか、わかりませんでした。
彼も、きっと、びっくりしていたと思います。
いつから、そこに座っていたんだろうかと、そこから先は、夫の声もあまり耳に入ってこなかったことを記憶しています。
ようやく、自分たちが下りる駅になり、降りようとしたら、後ろから彼も降りてきました。
同じ改札口まで来ているということはわかりましたが、
そのあとは、もう人ごみの中、
後ろも振り向くこともできないし、そのまま。
で、昨日、この曲が、流れてきて、
この曲の歌詞のシチュエーションとは違うけど、
そのころのことが、わ~っと思い出されて。
12月2日は、その彼の誕生日。
こんなに時が流れていても、
この曲を不意打ちに聴くと
あの頃の思い出が、鮮明によみがえってきます。
元気にしているかな?
元気でいてほしいな。
再会した時は、いつもひとりだったから、
幸せでいてほしい。
お誕生日、おめでとう。
昔々の、懐かしい思い出でした。