約2年ぶりに、実家に帰省していました。
感染者数も、日を追うごとに少なくなっている今がチャンスということでの帰省です。
久しぶりの父親は、やはり2年間分年老いておりました。
それは仕方がないことだけど、
元気でいることを確認できてよかった。
妹も集まって久しぶりに家族だけのリビングは、沢山笑って、たくさんおしゃべりもして、
幸せなひとときでした。
ボジョレーで乾杯!。
嬉しそうな父親のおしゃべりが嬉しくて、
内緒に一部録画をして、父から見たら孫になる我が子達にLINEで、元気な父親の様子をシェアしたりしました。
二泊三日滞在の目的は、だいたい4つ。
まず、家族の再会。
母親の墓参り。
実家にある私物の最終断捨離と、
不用品片付け、実家のモロモロ問題などなど。
結婚して実家を離れて約30年近くになりますが、ほとんどの私物は、そのとき処分したのですが、唯一、大学生以降からの独身時代の写真と、小さな頃から色んな人とやりとりした大量の手紙と日記は、捨てきれずに部屋の奥に残したままにしていました。
ガムテープでぐるぐるにまかれたボックスに大量の写真と手紙と当時の日記を、
とにかく、ビリビリに破って処分する作業が、
思ったよりかなり時間がかかりました。
あの頃は、メールなんてないから、
手紙のやり取りや文通が、メインのコミュニケーションだったし、
転勤族だったゆえに、文通もかなりマメにやっていたので、
保管している手紙も大量。
それに、一通に5.6枚は普通に入っている便箋の厚さに驚愕。
いったい何ゆえに、びっくりするくらいに分厚い封筒。
日記も、まあ毎日書き留めているから、何冊も出てくる、出てくる。
手紙は、いちいち開封して読んでると、先に進まないから、読まずに処分。
日記も、当時の自分に、
ノスタルジックな気分になりそうになったり、逆に気恥ずかしくなりそうだから、
読まずにこちらも事務的に処分。
これだけでも、かなり時間がかかりました。
読み始めたら、多分一生終わらないでしょうね。きっと。
写真は、
大学生時代から、結婚するまでのものが沢山。
母親が、私の誕生から高校あたりまでは、アルバムにしてくれているので、
それは、記念に残すとして、
今回の大量な写真は、処分予定。
ただ、写真は、一枚一枚、あらためて見直しながら処分しました。
写真をあらためて見てみると、
大学生あたりから、25歳位頃までの自分の様子が、とにかくキラキラ眩しいわけです。
そして、可愛かった。笑
羨ましいくらいに、
幸せ独り占めのような幸せな様子。
いろんな人と旅行もしているんだけど、
思い出が蘇るのは、ことこまかに詳細に思い出すのもあれば、
何回見ても、一緒に写っているひとが誰かかも思い出せないというのもあったり。
今でも、続いている友人達には、
久しぶりに、
LINEで、写真をシェアして、あの頃の自分たちを懐かしがったりして、大盛り上がりました。
あの頃の自分達が、あまりに可愛くて、
出来ることなら、戻りたいって。笑
で、最後に、
トップシークレットな写真は、
歴代のお付き合いしていた彼らとの写真。
まあ、可愛かった。自分。笑
当時の彼が撮ってくれただろう写真。
いやー、幸せそうな私達。
これは、絶対処分案件。
思い出も、封印しました。
あの頃、女子大生ブームだったからか、
一度だけ、メディアのキャンギャルみたいなことをしていた当時の雑誌が出てきました。
タレントさんと一緒に、海外にロケに行った時の写真。
これも、よき思い出。
子供が見たら、苦笑するでしょうね。
結構、青春を謳歌してます。
なんやかや、思い出は、心に納めて、ゴミ袋に処分しました。
そして、
最後のタスクは、
長年、なかなか、遅々として進まない。
父親も88才。
今は、元気でも、いつどうなるかわからない。
父名義の所有している土地を早く処分してほしいけど、
昭和の父親は、所有していることが一番良しという考え。
ただ、前回まで、頑なだった考えから、
今回は、そうだね、そろそろ手放すことを考えなきゃね。という言葉がやっとでました。
じゃあ、不動産屋に連絡しようかというと、そんなすぐ連絡しなくても。なんて言われると、
結局、状況としてはあまり変わらなくて。
自宅不用品も、まとめて片付けしても、
父親からしたら、ある一線を超えたら、もうやめて、捨てないで。
と言われたりで、
これも、なるべく、父親の気持ちを尊重しながら、亀のごとく、すすめていかなければならない。
庭の木の剪定自慢も、
私達にすれば、築山みたいなところに脚立を立てて、90才近い老人が松の木の剪定するとなると、
本当に危ないからやめてといっても、そこは、譲らない。
なかなか、難しいですね。
本人にしてみれば、将来の不安と同時に、まだまだ現役に見せたい気持ちが入り混じり、
それを、指摘されたくないプライドはまだしっかりある。
私達も、老親との関わり方は、一方的にならないように、寄り添いながら、進めていかなければならないなと思いながら、
帰途に着きました。