Walking along The Highline

立ち止まることもあるけど、歩き続けていたい。

50代のリアルな毎日。いろんなことをつぶやいていこうと思います。

地面師たちと極悪女王

映画は、できるだけ映画館で観たい派です。

でも、

最近公開後も、

そんなに期間置かずにネトフリで観ることができる作品が増えて、

劇場で見逃した作品を観れるのは嬉しい反面、

わざわざ映画チケット払って観るのが惜しい

という気持ちになることを避けるために、

わざと、ネットフリックスのアプリは開かないようにしているところもあります。

 

 

 

しかし、ここ数年、

Netflixオリジナル作品がノミネート受賞されたりで、コンテンツが

ますます充実してきています。

地上波とは比べ物にならないくらいの予算があって、

自由な表現ができるということもあり、

オリジナル作品が気になるのもあります。

 

 

最近、

地面師たちと、極悪女王の2作品は、周りの評判を聴いて、久しぶりにネトフリ。

どちらも、一気見してしまいました。

 

 

 

バイオレンス要素がはいっている作品は、

どんなに良い評価を得ていても、

観るのを避けがちで、

2作品ともバイオレンス要素たっぷりで、

 

 

今回、

痛そうな場面や流血場面は、

両手の指の隙間からうっすらしか観てませんが、

両作品とも、素晴らしかった。

 

 

地面師達も、極悪女王も、

全くの

フィクションではなくて、本当にあったことをベースに作られた作品です。

 

地面師たちに関しては、

積水ハウス地面師詐欺事件が、

まだまだ記憶に新しい2017年6月に、

積水ハウスが地面師グループに、

品川五反田にある旅館の土地の購入代金として、

55億5千万円を騙し取られ、

逮捕者が15人も出たけれど、不起訴になった容疑者もいて、

公判でも全て明らかになっていない状況です。

 

 


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今回の主要キャスティングのなかで、

綾野剛豊川悦司さんのお二人とも、

話し言葉、物腰は、非常に丁寧。

しかし、やってることは冷徹そのもの。

 

ハリソン山中役の豊川悦司さんが、

本気で怖かったです。

 

かなりヨコですが、

チョコレートプラネットの、この動画も

視聴数すごいです。500万以上再生数 笑。

チョコプラ、最高。

 


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地面師たちに感動していたら、

極悪女王は、さらに上を行きました。

 


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すずきおさむさんが、

ネットフリックスに女子プロレスダンプ松本さんをはじめとする

80年代の全日本女子プロレスの企画を持ち込み、制作が決まったそうです。

後に5年をかけて作られた作品だそうです。

 

 

 

確かに、あの頃、

ビューティーペアは誰もが知っていて、リングの上で歌っていたことは覚えていて。

その後、しばらくして、クラッシュギャルズが、また人気になり歌っていたりしていたなあぐらいの記憶しか、

個人的にはないけど、

民放局のゴールデンタイムに、女子プロレスのあのようなすさまじい試合が、

毎週放映されていたんですね。

 

 

 

この作品を観た後、

そういえば、と、

思い出したのが一つあって、

 

 

ビューティーペアの時代か、クラッシュギャルズの時代か忘れたんだけど、

私より年下の従姉妹が、当時

女子プロの誰かのファンになったとかで、

学校辞めて女子プロに入る!と言い出したらしく、

当時、母が、義理の妹から、悩み事を打ち明けられて

相談に乗っているようでした。

 

 

なぜか母は、私たち姉妹には、

この話を秘密にしておきたかったみたいで、

ヒソヒソしていたけど、

バレますよね。

 

 

私達が感化されるとも思ったようですが、

まさかまさか、

私たちも従姉妹の一時の気の迷いを

非常に心配しましたが、

実際には、ほどなく落ち着いたようでした。

 

 

ただ、それぐらい、

当時は

熱狂していたコアな女子達が多かったということが、

改めて、この作品を観て思い出したわけです。

 

 

主役のゆりやんさん初め、唐田さん、剛力さん、

そして、クレーンユウ役のえびちゃんさん、

デビル軍団のブル中野さん、大森ゆかりさん、ビューティーペアのジャッキー佐藤さん、ジャガー横田さん、デビル雅美さん役の

皆さん、

そして、全女プロレス団体運営している松永兄弟、レフェリーのジミー加山役の役者さん達。

エキストラの皆さん、時代背景も全て

これだけ、完璧に仕上げているのがすごい。

 

 

当時を知っている本人達が皆、本人に本当に似せていると絶賛されているから、

余計に物語もすんなり入って行けました。

 

 

特にレスラー役のみなさん、

このハードな役をよく受けたなあと思います。

後半の試合は、観ていられないくらいでしたが、

実際にあった試合に忠実に作られているそうで、

いろんな想いを持って覚悟して取り組んだんでしょうね

 


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松本香から、ダンプ松本になっていく彼女の人生の覚悟も、

相当だったんだろうと、

そしてこのストーリーが今、令和の世の中で受け入れられることが

すごいことなんだと思いました。