その日は、夜のご飯は行き先は決めず、
気軽な外食を予定していて。
昼間は、銀座あたりにきたので、
空いてる時間に入れそうな映画を選びました。
日比谷シャンテなら、あんまりハズレはひかないかと期待して。
映画が始まった途端、
正直、誕生日に観る映画じゃないよ
と思ってしまいました。
観てて、ハッピーな気持ちになれる映画にすればよかった。
なんて後悔から始まった映画でした。
内容はというと、
国際的な児童人身売買の被害に遭った少年少女の救出に奔走したティム・バラード氏の経験に基づく実録サスペンス。
児童人身売買の闇に立ち向かう捜査官を主人公において、
メル・ギブソンが製作総指揮をしています。
2018年に撮影された本作は、当初2020年の公開を予定していたものの一度白紙に。そこから3年の時を経て2023年にようやく公開されたという経緯があり、
これについては、色々な複雑な理由があるようです。
他の国の人から見ると、びっくりされることのひとつとして、
日本では当たり前なことですが、
子供が1人で学校行ったり、道を歩く、公園で遊ぶ。
都内だと、電車通学してる小学生、夜に塾帰りの子供が普通にいます。
ちょっと他の国をみれば、
この映画のような出来事が、現実として行われているのです。
ただ、昨今の報道のなかで、
日本でも、児童売春や、子供を狙った性的な事件は日々後を立ちません。
とても苦しいけど、誕生日に観たことは、
自分にとって意味のある映画だと思いました。
映画のエンドロールには、
主演を務めた俳優が本作の背景やこめた想いを語るスペシャルメッセージが流れます。
エンドロールに流れるこのスピーチが
観客に呼びかける内容で
「この映画は『アンクル・トムの小屋』になってほしい。だからあなたの周りの人にこれをすすめてほしい」
人身売買、現代奴隷解放のために一緒に戦おう、まずはあなたの周りに勧めて多くの人にこの現実を知ってもらいたい。
そして、QRコードが画面いっぱいに表示されました。
これは、鑑賞者だけがもらえるコードで、
このコードを鑑賞者からもらえた人は、映画を無料で鑑賞できるそうなんですが、
この特典は、残念ながら、日本では無効のようです。
ただ、それだけ、今の現状を知って欲しいということなんだと思います。
さて、夜は、
煙もうもう、久しぶりに焼肉食べました。
お腹満たされました。
まずは、感謝して
新たな意味ある一年になりますように。