ポンジュノ監督、「パラサイト半地下の家族」を観てきました。
韓国映画、あまり多くは観ていないですが、
監督の作品は、「母なる証明」を観たことがあります。
半地下と高台、さらに地下と、本作は、経済格差をたての構図に非常にリアリティに描いています。半地下のさらに下に階層があるということも。
それを悲壮な感じで仕上げず、コメディな部分を散らばめたり、
また韓国映画らしいエグみもありで、
よく、「万引き家族」と比較される部分もありますが、「貧困」にさらにフォーカスしているところがよりせつなくなります。
「染みついたもの」「匂い」というものは、あらがえないものだという絶望感を覚える父親の顔が忘れられません。