Walking along The Highline

立ち止まることもあるけど、歩き続けていたい。

50代のリアルな毎日。いろんなことをつぶやいていこうと思います。

その場にいたら?

おととい、仕事の帰りの駅の、あがりエスカレーターで、かなり不審な動きをしている男性がいまして。
その先に、女子高生がいたので、ちょっと手元をのぞいてみたら、スマートフォンをかざしていたんです。


こういうシチュエーションは、よくニュースで聞くけれど、まじかで目撃したのは初めてでした。
わー、どうしよう!と思ているうちに、あっという間にホームにあがり、女子高生も、男性も、人ごみのなかに紛れました。
まずは、女子高生を探したかったんですが、後ろ姿しかみてないし、制服なので、どの子かわからず、
モヤモヤしたまま、帰途につきました。

後ろ姿しかわかりませんでしたが、男性の感じは、40~50代くらい?わりと恰幅の良い感じ。
女子高生からしてみれば、親子くらいの年齢の差の年代になります。



あっという間のエスカレーターの時間ですが、
もし、男性をしっかりマークできて、あのひとだとわかったとしても、
たぶん、私は何もできなかったと思います。



もう、10年以上も前になると思いますが、
忘れられない出来事がありました。
乗客もあまりいなかった昼下がりの電車に乗っていたr時に、
血相変えて乗ってきた20代くらいの女性が、ドアが閉まる寸前に飛び乗ってきたときがあって、
すかさず、真後ろに、男性も飛び乗ってきました。

がらがらの電車内で、たまたま、座っている私の目の前に立った女性の顔が、真っ青で、何かを訴えているような感じがして、
その殺気が伝わってきました。
何事かと、何気に見たら、
ガラガラの電車内なのに、女性の真後ろに、ピタっと男性が張り付いているんです。
どう見ても、おかしな体勢。
おまけに、その男性と目があったら、にやにやしているんです。

そういうことか。と、思いました。
でも、そんなとき、確証もないのに、何もいえない。
でも、あきらかに彼女は怖がっている。
何とかしてあげたい。
でも、私でさえ、怖くて声が出ない。

声は出せなかったけど、彼女を守りたかったので、
私はあなたをみているよというアピールをするため、(怖いけど)、ずっと彼の眼を見続けました。


何駅か通り過ぎたとき、ある駅で、
その彼女が、ドアの閉まる寸前に、電車から降りたんです。

あ~よかった。と、肩をなでおろしたそのあと、思いもよらない展開になりました。

その男性は、あきらかに私をターゲットにし始めたようです。
思い切りにやにやしながら、私の前に異常に近づいてきました。

とんでもない人にからまれてしまった。
あきらかに、まともでなさそうな男性だったので、どうしたらいいのかパニックになってました。


電車を降りた後も、ずっとついてくるんです。
あきらかにわかるので、歩きながら交番さがしてもなくて、
試しに、立ち止まって電話するフリしたら、あちらも立ち止まる。
完全に、恨まれてる?
どうしよう。
目的地にいくと、そこで見張られると怖いので、とにかく人ごみに紛れて紛れて行ったり来たりして、まきました。


そのことを、帰宅して家族に話したら、
絶対、そういうことがあっても、出ていかないようにと、たしなめられた記憶があります。


今、考えれば、もう少し賢いやり方もあったかと思いますが、
突然、目の前にそのような状況にでくわすと、当事者でない側も、パニックになってしまいます。



この話には、後日談があって、
その変な男性を、その後、1回本屋で偶然見かけました。
女性雑誌コーナーで立ち読みしていたら、そのわきをちょうど歩いていて、
顔をみて、思い出し本屋を立ち去りました。
我が街でも見かけるなんて、かなり行動範囲は、広いことに驚き、
しばらくは、出かけるときは、ちょっと警戒していました。
あちら側からすれば、毎日あちこちで、同じような行為をしているんだとろうと思うので、私のことなど忘れているんだと思いますが。



そのこと以来、もし何か困っている人に出くわしたときは、
自分が・・でなく、警察なり、周りの方と協力して、ことにあたらないと、危険なめに遭遇するかもしれないということを学びました。
ただ、突然でくわすシチュエーションには、なかなか正しい判断が今回もできなかったことで、
いろいろ考えさせられました。
本当に、どうしたらいいのでしょうかね。



私が4.5歳の頃、
ある夜、呼び出しチャイムがなって、母と一緒に、玄関のドアを開けたら
知らない人から追いかけられています。
すみません、しばらく中に入れてもらえませんか?
と、若い女性が、立っていました。
母は、どうぞ入りなさいと言って、その女性を、玄関中に招き入れました。
 

小さかった私は、
その光景を、なぜかしっかり覚えています。
かなり子供にしては、ショックな出来事だったからだと思います。
そして、困った女性に対して、母のとった行動も、すごいと、子供ながら誇らしく思いました。
でも今考えると、不用心な行動だったとも思えます。

黙ってすごすことについて、モヤモヤとした気持ちが、どうしても拭えなませんが、
残念ながら、一歩先を躊躇してしまいます。

本当に、難しいですね。