Walking along The Highline

立ち止まることもあるけど、歩き続けていたい。

50代のリアルな毎日。いろんなことをつぶやいていこうと思います。

頑張れ 中学受験生 我が子その1の場合

1月中旬から、こちら関東では、受験が始まり、本格的な都内受験は、
来月2月1日から、始まります。

毎年、この時期のインフルエンザ予防に加え、今年1年は、予測がつかない大きなモンスター、「コロナ」とも戦いながら、
受験生活も、最終コーナーになりました。
あと、少しですね。



2人の子供は、中学受験をしています。

幼稚園受験、小学受験などとあわせて、
世の中では、さまざまな意見が、どの家庭にもあると思います。

我が家は、上の子が小学4年生になるまで、親子とも、その選択肢は全く考えていませんでした。

子供は、風の子、遊ぶのが仕事と思っていましたので、習い事も小さい頃は、スイミング。
小学校でテニス。(運動系ばかり)



幼稚園も、昔ながらの遊んで1日を過ごすご近所の幼稚園に通ってました。
本当は、英語やピアノなんかも習ってほしかったんですが、本人は、関心ありませんでした。
ただ、図書館に通って、親子ともに、本はたくさん読んでいました。




4年生になるころ、
新聞のチラシにはいっていた、塾主催の全国テスト、今までも何回も案内は見たことあったんですが、
週末開催される予定のテニスの試合が、雨で中止になってしまい、1日がポカンと空いてしまったので、
塾が、家から歩いて5分くらいな場所にあったのもあり、
その時たまたま、子供に、受けてみる?
と、尋ねたら、やってみたいとのことで、参加しました。
お友達も何人か会場にいて、保護者の方とも、試験中はおしゃべりして待機。




その後、結果が送られてきて、全国での順位を見て、え~~~~?!
と、親子でびっくりしていた感じだったんですが、
それはそれで、またいつもの日常生活をおくっていたところ、
塾側から、ご連絡があり、1度無料で授業を受けてみませんか?と、
営業のお電話をうけました。
お友達のママに、営業の電話あったでしょ?と話すと、どの方も電話はないとのことで・・
我が家だけ・・。


子供にどうする?と、聴くと、
学校の授業でない授業を1回受けてみたいと話したので、
参加して、帰宅したら、
「絶対行きたい。」「授業がおもしろすぎる」「学校で教えてくれない内容ばかり」
という理由で、結果的に、中学受験の世界に入ることになりました。



折に触れて、
この子は、
「あの時、受験して本当によかったと思う」
「この環境を与えてくれてありがとう」
と、話します。



私も、この子に関しては、一貫して、
その環境に入れてあげて、本当によかったと思っています。


少しずつ時間の使い方も違っていき、
放課後遊ぶ約束も少なくなり、さらに難しい学びをしないといけない。
勉強が楽しい!というだけの動機から、本人も自覚が芽生え、今やっている意味を見出し、結果に向かって努力する。

本来ならば、中学3年で体験すべきことをやるわけなので、地頭がいいだけでは続かず、、
本人の精神年齢が高くないと、厳しいと思います。
これは、実感します。



オリンピックを目指したり、音楽家を目指すことと同じように、
自分に強いるものをちゃんと自覚して、さらに自分なりの明確なビジョンを持ち合わせていないならば、
本人も親もつらくなると思います。





なかなか、表向きには言いにくいですが、


いろんな子供たちが集まる学校の、学力差の問題については、
住んでる地域の教育環境にもよって、また違ってきますが、
クラスの中の30~40人、さまざまな子供が同じ内容の授業を受ける。
先生はどうしても、わからない子たちにあわせがち。取りこぼしをなくさないように。
それが公立の学校の役割でもあります。

そうなると、うわずみの子供たちっていうのが、どこにでもいるわけです。
こどもたちは、経験も知識もないですから、その学校がすべて、選択肢はないと思うので、そこで学ぶわけですが、
ここで、その親が、そのようなことを知らなければ、そのままですし、
知っていても、そちらを選ばないという、「選択」はできます。
また、そもそもその環境がない場合もあります。
我が家の場合は、
ああ、なるほど、中学になったら、その選択が、中学からできるんだなということで、理解して、寄り添いました。


余談ですが、
あのホリエモンこと堀江貴文さんは、福岡の八女というところに住んでいらして、
当時の小学校の教師が、
「あなたは、この中学校に行った方がいい」と言ってくれたことがきっかけで、そのような学校の存在を知ったし、
本当に救われた・・・ということを、何かのコラムで読みました。
我が夫の兄も、同じことがあり、
当時、義両親は全く考えていなかったのに、担任の教師に
「ぜひ、この学校へ。もったいない」と言われたことがきっかけで、中高一貫に進みました。
地方だと、そういうめぐり合わせもあるようです。


何が正解はわかりません。
同じおなかから生まれた子供でも、その子によって違ってくるとも思います。



その後、中高一貫から、ストレートで入学、その後も、履歴的には、素晴らしい職場に今います。
中高では、親も、その環境から学ぶことも多く、得るものも多かったです。


本人は、人知れない努力をしてきたと思います。
グローバルに、世界には、上には上がいるということも知らされたと思いますが、それをポジティブにとらえられる余裕があるように思います。

うらやましいことに、
都内中高一貫、大学、と、学閥という名の仲間や先輩方が、どこにもいるため。学校の名前だけで、一気につながりを感じ、かわいがってもらえることや、仕事を円滑にしやすい、、
そういう意味でのアドバンテージは、実感しているようです。
また、塾時代の同級生や、クラブ活動の他中高の友人も、めぐりめぐって、大学で出会ったり、社会人になって、再会したり、
そういうつながりは、なかなか得難いものです。


さいころに、自分がしてこなかったことをさせている罪悪感は、当時からぬぐえませんでしたが、
こういう場合もあります。







いろいろ悩みながら、受験生を抱えていらっしゃるお母様お父様もいらっしゃると思います。
その選択が、よかったか悪かったか、
だれにもまだわかりません。



もし、間違っていても、すべて失敗とは思わず、
やり直しは、あるし、それを乗り越える力や運は、まだまだあると思います。






あと少し、カウントダウンの毎日になると思いますが、
がんばって、乗り越えてください。



f:id:Highline:20210128120207j:plain




この時期、駅構内のいろんなところに、このポスターが毎年貼られています。
これを見るたび、あの頃のことを思い出します。